ドローンマスターズスクールの料金は?初学者と経験者で変わる費用を確認

ドローンマスターズスクール(株式会社モビリティテクノ)の国家資格・民間資格・農業コースの主な講習価格を公式情報で整理。初学者と経験者で価格が大きく変わる点、アドバンスコースの登録料が別途かかる点、キャンセル規定の確認先まで、申し込む前に見ておきたいことをまとめます。

公開日 2026-09-03 更新日 2026-09-06 公式情報確認 2026-09-06

この記事は受講・利用の体験談ではなく、公式情報と公開情報をもとに申し込み前の確認用に整理したものです。 料金・契約条件は変わることがあるため、最新情報は必ず公式サイトで確認してください。

ドローンの国家資格を取ろうと調べていると、スクールによって費用の幅が大きくて戸惑いませんか。8万円と書かれているところもあれば、70万円と書かれているところもある——同じ資格のはずなのに、と。

実はこの差、多くの場合は「初学者として受けるか、経験者として受けるか」で生まれています。自分がどちらに当てはまるかを取り違えると、想定より何十万円も高くなることがあるんです。

そこで、2026年9月6日時点の公式サイト(コース・料金ページ、国家資格コース詳細ページ、運営会社サイト)で確認できた内容を、申し込む前に見ておきたい順に整理していきますね。価格は改定されることがあるので、最終的な金額は公式でしっかり確かめておいてください。

ここで扱うのは、株式会社モビリティテクノが運営する「ドローンマスターズスクール(DMS)」です。名前の似た「ドローンスクールジャパン(DS・J)」は株式会社スカイロボットが運営する別会社の別サービスなので、混同しないようご注意ください。DMSは関東を中心に複数の校舎があり、問い合わせ窓口は校舎ごとに分かれています。

まず確認したい料金の全体像

ドローンマスターズスクールの講習価格は、大きく3つの要素で決まります。

1つ目はどの資格を取るかです。国家資格(一等・二等)、民間資格(DPA回転翼3級・DMAマスター3級など)、専門資格(農業向けのDJI UTC)で価格帯が分かれます。

2つ目が、この記事でいちばん強調したい初学者か経験者かという区分です。同じ資格でも、すでに関連資格を持っているかどうかで価格が大きく変わります。

3つ目が限定変更やセット講習を追加するかです。夜間飛行や目視外飛行の資格を足すと、その分の費用が上乗せされます。

まずは自分がどの資格を、どの立場で受けるのか——ここをはっきりさせることが、費用を見積もる出発点になります。

初学者と経験者で価格が変わる

ここが最初の分かれ道です。

公式のコース一覧ページを見ると、二等が250,000円、一等が350,000円と表示されています。ただ、国家資格コースの詳細ページまで開くと、この数字が何を指しているのかが分かります。

資格初学者講習経験者講習
二等無人航空機操縦士250,000円80,000円
一等無人航空機操縦士700,000円350,000円

※すべて税込・2026年9月6日時点で公式サイトに表示されている価格です。

一覧に出ている「二等250,000円」は初学者の価格、「一等350,000円」は経験者の価格でした。つまり一覧の数字だけを見ると、初学者と経験者が混ざった状態で比較してしまうことになります。

差額は小さくありません。二等で17万円、一等では35万円の開きがあります。

なお、経験者講習には条件があります。ここは公式サイトの2つのページで記載が違うので、両方を見ておいてください。二等と一等では書かれている条件が別なので、分けて整理します。

二等の経験者講習の条件

掲載場所記載されている対象
国家資格コースの詳細ページドローンの「民間資格取得者
コース一覧ページの講習区分表国交省管理団体発行技能認定証取得者」(例:DPA回転翼3級、DMAレベル3等

詳細ページは「民間資格取得者」と広めに書いていますが、コース一覧の表では「国交省の管理団体が発行した技能認定証」と具体的に示され、DPA回転翼3級やDMAレベル3が例として挙げられています。民間の資格なら何でも当てはまる、というわけではなさそうです。

一等の経験者講習の条件

こちらは、書き方の細かさの違いではなく、記載されている条件そのものが2ページで違います

掲載場所記載されている対象
コース一覧ページ二等無人航空機操縦士取得者」に加えて「DPA回転翼3級、DMAレベル3保有者」も併記
国家資格コースの詳細ページ二等無人航空機操縦士取得者」のみ

一覧のほうが対象を広く読めますが、どちらが現在適用される条件なのかは、公開されている情報だけでは分かりませんでした。 併記が「どちらか一方でよい」という意味なのか、両方が必要という意味なのか、あるいは片方のページが更新前の状態なのかも、判断できません。

つまり、DPA回転翼3級やDMAレベル3を持っていれば一等の経験者講習を受けられる、とは言い切れません。 2ページに共通して載っているのは「二等無人航空機操縦士取得者」ですが、それだけで一等の経験者価格が確定するとまでは書かれていません。

手持ちの資格で経験者価格が使えるかどうかは、金額が17万円〜35万円変わる分かれ目です。一等の経験者料金を前提にして申し込まず、自分が持っている資格名をそのまま伝えて、経験者講習の対象になるかを学校に確認する——見積もりはそこから始めてください。

国家資格コースの受講日数と流れ

金額とあわせて見ておきたいのが、日数です。仕事や予定との兼ね合いで、ここが現実的かどうかは大きな判断材料になります。

コース受講日数内訳
二等 初学者2日間学科12時間・実地10時間
二等 経験者1日間学科7時間・実地3時間
一等 初学者10日間学科20時間・実地50時間
一等 経験者2日間学科17時間・実地10時間

押さえておきたい点が2つあります。

ひとつは、学科はオンライン講習だということ。会場に通うのは実地の日が中心になります。

もうひとつが、修了審査は約1時間で、講習とは別日になるという点です。講習日数のほかに、もう1日確保が必要ということですね。スケジュールを組むときは、この別日を忘れずに見込んでおきましょう。

また公式には、DMSの国家資格コースを修了すると指定試験機関での実地試験が免除されると記載されています。試験会場へ別途出向く手間が減る分、日程の組みやすさにも効いてきます。

限定変更・セット講習を足すといくらか

国家資格に加えて、飛ばせる範囲を広げる「限定変更」という講習があります。

限定変更受講時間講習価格(税込)
目視外2時間〜30,000円〜
夜間1時間〜20,000円〜
25kg以上2時間〜60,000円〜

いずれも「〜」表記なので、条件によって変わる可能性があります。正確な金額は公式で確かめておいてください。

セット講習についても、公式に具体的な案内があります。一等を目指す場合、「一等初学者(70時間)700,000円」と「二等初学者+一等経験者(49時間)600,000円」という2つのルートが示されていて、公式には後者のほうが10万円お得と記載されています。

つまり一等を取りたい場合でも、いきなり一等初学者で受けるより、二等から段階的に取るほうが安く済むという構造です。急がない事情があるなら、こうした組み立ても検討する価値があります。

民間・専門資格コースと農業コースの料金(主なコース)

国家資格以外のコースも用意されています。公式には10種類以上のコースが並んでいるので、ここでは申込前に比較しやすい主なコースを取り上げます。

主なコース受講日数受講価格取得できる資格
ビギナー2日間12万円(税別)DMS認定「ビギナーコース修了証」
アドバンス2日間20万円(税別)DMS認定「アドバンスコース修了証」+DPA回転翼3級 または DMAマスター3級(※初回登録料が別途)
DJI AGRAS(農業・UTC)4日コース(経験者)4日間193,600円(税込)UTC認定証・UTC認定カード
DJI AGRAS 5日コース(初学者)5日間237,600円(税込)同上

このほかに、DJI MINIシリーズ講習(99,000円税込・機体代込/受講のみ22,000円税込)、飛行申請(DIPS)講習・操縦アプリ講習(各16,500円税込)、動画編集コース(66,000円税込)、FPVドローン講習(715,000円税込・提携企業の講習)などがあります。目的が決まっているなら、公式のコース一覧で自分に必要なものを絞り込むのが早道です。

ビギナーとアドバンスの違いは「資格が付くかどうか」

ここは間違えやすいので分けて書きます。

ビギナーコースで発行されるのは、公式の記載どおりドローンマスターズスクールの認定資格「ビギナーコース修了証」です(30種類の操縦技能のうち20種類以上をクリアした場合)。DPAなどの外部団体の資格は付きません。

アドバンスコースでは、それに加えてDPAの「回転翼3級」またはDMAの「マスター3級」が取得できると案内されています。外部団体の資格が欲しいなら、こちらを選ぶことになります。

アドバンスコースは登録料が別途かかる

そしてもう一つ、総額を見積もるうえで見落とせない点があります。アドバンスコースの外部資格には、受講料とは別に初回登録料がかかります。

項目金額
アドバンスコース受講価格20万円(税別)=220,000円(税込)
DPA回転翼3級 初回登録料25,000円(税込)
DMAマスター3級 初回登録料22,000円(税込)

つまり、DPA回転翼3級まで取る場合の初回総額は、220,000円+25,000円=245,000円(税込)が目安になります。220,000円だけで資格取得まで完了するわけではない、という点は先に押さえておきましょう。

なお公式には、DPA回転翼3級について「入会金及び年会費無料」で、2年ごとの資格更新料が12,000円(税込)と記載があります。加えて、認定には累計10時間以上のドローン操縦経験と、DPA提供のオンライン講座「安全航空管理・基礎講座」の受講・修了が必要とされています。取得後も維持費がかかる点まで含めて考えておくと、あとで想定とズレません。

農業分野を考えている場合は、組み合わせの案内も出ています。「UTC5日間+二等経験者」で317,600円、「二等初学者+UTC4日間」で443,600円と記載があり、公式には農業講習を先に受講するのがおすすめと書かれています。

先に農業講習を受けておくと、そのあとの二等を経験者として受けられる——だから総額が下がる、という組み立てです。受ける順番によって総額が変わるという点は、見落としやすいので押さえておきたいところです。農業と国家資格の両方を考えているなら、どちらを先にするかを決めてから見積もると無駄がありません。

支払い方法

公式のコース・料金ページには、ジャックスの教育ローンが利用できると記載されています。詳細は問い合わせを、との案内です。

一括で用意するのが難しい金額帯なので、分割の選択肢があるのは判断材料になります。ただし、金利や分割回数、審査条件については公式サイトに記載が見当たりませんでした

月々の負担がどのくらいになるかは、総額と同じくらい重要です。ローンを検討するなら、総額だけでなく「月々いくらを何回払うか」まで聞いておくと、実際に払い続けられるかが判断しやすくなります。

キャンセル・返金で確認したいこと

ここは、申し込む前にはっきりさせておきたい部分です。

申込後のキャンセルや返金がどうなるかについて、公式サイトでは記載を見つけられませんでした。 ドローンスクール側のページ、運営会社である株式会社モビリティテクノのサイト、それぞれのフッターまで確認しましたが、該当する案内は見当たりませんでした。

特定商取引法に基づく表示のページも、同様に発見できませんでした。 運営会社サイトのフッターにあるのは、会社概要・採用情報・お問い合わせ・個人情報保護方針でした。

この講座は8万円から70万円という金額帯で、しかも国家資格コースは1日から10日と日程の幅があります。実地講習は会場と機材の枠を押さえる形なので、予定が変わったときにどう扱われるかは、読者にとって小さな問題ではありません。

だからこそ、申し込む前に無料説明会や各校の窓口でキャンセル条件を直接聞いておくと安心です。運営会社の問い合わせフォームからも連絡でき、2〜3営業日以内に返信すると案内されています。電話なら受付時間内にその場で確認できるので、日程を決める前に済ませておくとスムーズです。

無料説明会・無料体験で確認できること

公式には、無料セミナー(説明会)と無料体験があると記載されています。参加した方には、受講時にお得になるクーポンがもらえるという案内もあります。

申し込み方法は、最寄りの教室へ直接連絡する形です。公式ページには校舎ごとの電話番号が掲載されていて、受付時間は各校とも10:00〜18:00、土日祝も営業していると記載されています。

ただし、説明会の所要時間や当日の流れ、クーポンの割引額については、公式サイトの範囲では確認できませんでした。「詳しくは受講希望校にお問い合わせください」という案内にとどまっています。

予定を空ける以上、どのくらい時間がかかるかは知っておきたいところです。連絡する際に、所要時間とあわせて先ほどのキャンセル条件も聞いておくと、一度で必要な情報が揃います。

受講後に使える特典と条件

公式にはいくつかの特典が案内されていますが、それぞれに条件がついています。

  • 練習場の無料貸し出し(ビギナー・アドバンスコース/国家資格講習の受講者。機体持参・要予約
  • 修了審査用シミュレーターの無料開放修了審査前の受講生限定
  • 飛行申請に関する無料アドバイス(対象コースの合格・受講者。要予約、対応時間は講習スケジュールに応じて変動)
  • 機体購入時の初期セットアップと操作方法のレクチャー当スクールで購入した場合。他所での購入品は有料
  • 一等受講者向けのシミュレーター+操縦装置レンタル(受講期間中)

いずれも「誰でもいつでも」ではなく、対象者や予約が条件になっています。特典を当てにして選ぶ場合は、自分が受けるコースが対象に入っているかを説明会で聞いておくと、あとで期待とのズレが起きにくくなります。

「高い」と感じる人の判断ポイント

一等の初学者講習700,000円という数字を見ると、負担の大きさが先に立つかもしれません。

ただ、ここまで見てきたとおり、受け方によって金額はかなり変わります。二等から段階的に取れば、一等まで到達しても600,000円というルートが公式に示されています。経験者講習の対象になれば、二等は80,000円です。

また、DMSの国家資格コースを修了すると指定試験機関での実地試験が免除されると公式に記載があり、試験対策の負担が変わる可能性はあります。

一方で、資格を取ったあとの収入や仕事の受注については、公式サイトに記載が見当たりませんでした。取得後の見通しが気になる場合は、説明会で卒業生の活動事例などを聞いてみるとよいでしょう。

「今の自分は初学者か経験者か」「どのルートなら無理なく組めるか」——この2点で考えると、金額の妥当性を自分で判断しやすくなります。

向いている人・慎重に確認したい人

ここまでの条件をふまえると、向いていそうなのは次のような方です。

  • 関東(東京・埼玉・栃木・茨城・千葉)の校舎に通える方
  • 二等から段階的に、費用を抑えて取得したい方
  • 学科をオンラインで進めたい方

一方、次のような方は申し込む前に確認しておくほうが安心です。

  • 一等を経験者講習で受けたい方(受講条件の記載が公式ページ間で異なるため、保有資格名を伝えて対象になるか確認を)
  • 予定が変わる可能性がある方(キャンセル条件が公式で確認できないため、事前に窓口で確認を)
  • 教育ローンを使う予定の方(金利・回数が公式未記載のため、条件の確認を)
  • 校舎を選びたい方(校舎ごとに料金や開催コースが違うかどうかは公式に明記がないため、希望校に確認を)

どちらに当てはまっても、それだけで向き不向きが決まるわけではありません。公式で最新の内容を見たうえで、自分の目的と予定に合うかを判断してみてください。

申し込む前に確認しておきたいこと

説明会や窓口で、次の点を聞いておくと判断しやすくなります。

  • 自分の保有資格を伝えたうえで、初学者講習と経験者講習のどちらの対象になるか
  • 一等の経験者講習は、二等取得者だけが対象か。DPA回転翼3級・DMAレベル3の保有でも対象になるか
  • 申込後にキャンセルする場合、費用はどう扱われるか
  • 特定商取引法に基づく表示は、どこで確認できるか
  • 希望する校舎で、料金や開催コースに違いはあるか
  • 無料説明会の所要時間と、当日の流れ
  • 教育ローンの金利・分割回数・審査条件
  • 修了審査の日程は、講習日とどのくらい離れるか

まとめ:初学者か経験者かを確かめてから見積もる

ドローンマスターズスクール(DMS)は、株式会社モビリティテクノが運営する、関東を中心としたドローンスクールです。国家資格から民間資格、農業向けの専門講習まで、コースごとに税込価格が公式サイトに明記されています。

いちばん押さえておきたいのは、初学者と経験者で価格が大きく変わるという点です。二等は250,000円と80,000円、一等は700,000円と350,000円。公式の一覧ページは初学者と経験者の区別が省略されているので、詳細ページで自分に当てはまる金額を確かめてください。

経験者講習の対象は、二等と一等で分けて見る必要があります二等については、コース一覧の表に「国交省管理団体発行技能認定証取得者(例:DPA回転翼3級、DMAレベル3等)」と示されています。一等は、コース一覧が「二等取得者」に加えて「DPA回転翼3級、DMAレベル3保有者」も併記しているのに対し、国家資格コースの詳細ページは「二等取得者」のみで、どちらが現行の条件かは公開情報では判断できませんでした一等の経験者料金を前提に申し込まず、自分の資格名を伝えて経験者扱いになるか確認するのが確実です。

民間資格を目指す場合は、ビギナーコースで発行されるのはDMS認定の「ビギナーコース修了証」で、DPAなどの外部資格は付きません。外部資格まで取るならアドバンスコースになり、受講料20万円(税別)とは別に初回登録料(DPA回転翼3級25,000円/DMAマスター3級22,000円・税込)がかかります。

一方で、申込後のキャンセル・返金規定と、特定商取引法に基づく表示は、公式サイトで見つけられませんでした。金額も日数も小さくない講習なので、申し込む前に無料説明会や各校の窓口で条件を確認しておくことをおすすめします。

自分がどのルートで受けるのかを決めて、キャンセル条件まで確かめたうえで申し込む——それが、あとで後悔しないためのいちばん確実な進め方です。

確認に使った公式情報(2026年9月6日時点)