クレアールの返金は「8日以内」がカギ|途中解約の手数料と返金されない講座を申し込む前に確認

クレアールは、教材到着・講義配信・視聴可能日のいちばん早い日から8日以内なら理由を問わず解約でき、教材を返せば受講料は全額返金。8日後は最大5万円の解約手数料、3か月未満・単科講座は返金対象外。申込規約で整理しました。

公開日 2026-10-23 更新日 2026-11-04 公式情報確認 2026-10-23

たとえば社会保険労務士の講座ページを見ていると、「46%OFF」「毎月少しずつ値段が上がる」といった表示が目に入ります。値段が上がると聞くと、申し込むなら今のうちかな、と考えたくなりますよね。

ただ、社労士の初学者コースなら10万円を超える買い物です。申し込んでから「思っていた講座と違った」「仕事が忙しくて続けられない」となったとき、お金がどこまで戻るのかは、先に知っておきたいところです。

クレアールの申込規約では、教材が届いた日などから8日以内なら理由を問わず解約でき、教材を返せば受講料は全額返金されます。

一方で、8日を過ぎると、残りの期間をもとにした計算から最大5万円の解約手数料などが引かれます。そして、受講期間が3か月未満の講座や単科講座などは、そもそも返金の対象外です。

2026年10月23日時点の公式サイト(www.crear-ac.co.jp)の申込規約(2026年8月1日施行)、特定商取引法に基づく表記、よくある質問、講座ページで確認できた内容を、申し込む前に見ておきたい順に整理していきますね。

ここで扱うのは、株式会社クレアールが運営するWeb通信の資格講座「資格★合格クレアール」です。料金は講座ごとに違うため、この整理では社会保険労務士の初学者向けコースを例にしています。

先に結論:お金が戻るかは「いつ・どの講座か」で決まる

クレアールの解約・返金は、申込規約の第4条で決まっています。まず全体を表で見ておきましょう。

タイミング・講座扱い戻るお金
教材到着・講義の初回配信・視聴可能日のいちばん早い日から8日以内理由を問わず解約できる教材を返却すれば、受け取った受講料の全額(振込手数料・返送料は自己負担)
8日を過ぎてから中途解約残りの期間をもとに計算した額から、解約手数料(5万円か対象額の20%の低いほう)などを引いた額
受講期間3か月未満の講座・模擬試験・答案練習会・単科講座など原則として返金の対象外なし(クレアール側に原因がある場合を除く)
安心保証の延長期間中返金の対象外なし

つまり、全額が戻るのは最初の8日間だけです。しかもその8日は、申し込んだ日からではなく、教材や動画が届いた日から数えます。

割引の期限を見て急ぐ前に、「申し込みたいのは返金の対象になる講座か」「届いてから8日で、続けられるか判断できそうか」の2つを考えておくと、あとで慌てずにすみます。

8日以内の解約:全額返金の条件

全額が戻る8日間は、いつから始まって、何が自己負担になるのか。ここを具体的に見ていきましょう。

「8日」はいつから数える?

申込規約では、次の3つのうちいちばん早い日から8日以内とされています。

  • 初回の教材が届いた日(初回教材到着日)
  • 講義が初めて配信された日(講義初回配信日)
  • 講義を見られるようになった日(視聴可能日)

申込方法のページでは、講義動画の視聴開始まで申込から1〜4日程度かかる場合があるとされています。特定商取引法に基づく表記では、開講日より後に申し込んだ場合の教材発送は、入金確認後およそ1週間です。

Web通信の講座なので、紙の教材より先に、動画が見られるようになることがあるわけです。

その場合、8日は教材が届く前から数え始めることになります。視聴できるようになった日を手帳やスマホにメモしておくと、あとで「まだ8日たっていないと思っていたのに…」とならずにすみます。

全額返金の中身

8日以内に解約を申し出た場合、理由は問われません。教材を返却すると、受け取った受講料の全額が返金されます。

ただし、次の点は自分の負担です。

  • 返金の銀行振込手数料
  • 教材を返送する送料
  • 教材に折れや書き込みなどがあり、ほかの人に提供できない場合は、教材費の相当額が差し引かれる

「全額」といっても、教材に書き込んでしまうと、その分は戻りません。

迷っているうちは教材をきれいなまま置いておき、まず講義動画を何本か見て相性を確かめる——この順番にしておくと、8日以内に「やめる」と決めたときも損が少なくてすみます。

クーリングオフとは別の仕組み

特定商取引法に基づく表記には、受講契約は役務提供契約のため「特定商取引法第15条の2の適用対象外」と書かれています。申込規約にも「クーリングオフ」という言葉は出てきません。

この8日ルールは、法律のクーリングオフではなく、クレアールの申込規約で決められた解約のルールです。解約や返金を考えるときは、申込規約の条文を基準にしておきましょう。

8日を過ぎてからの解約:引かれるお金

「8日を過ぎたら、もう1円も戻らないの?」と思うかもしれません。そうではなく、8日を過ぎても解約はできます。ただ、戻るお金の考え方はがらりと変わるんです。

返金額の決まり方

申込規約の計算式は、次のとおりです。

未受講料相当額 + 教材費未発送相当額 + オプション代金未発送相当額 − 解約手数料 − 追加差引額 − クレジットカード等の取消手数料相当額 = 返金額

「未受講料相当額」は、講義料に「残りの月数 ÷ 受講期間の月数」を掛けたものです。月数は、初回発送日のある月から数えます。

解約手数料は、5万円か、対象額(未受講料相当額+教材費未発送相当額+オプション代金未発送相当額)の20%の、いずれか低いほうです。

さらに、次のようなものも差し引かれます。

  • 割引クーポンを使った分
  • 特典として提供された講座などの分
  • 受講中に使った本試験の受験料・合格お祝い金などの特典の相当額
  • クレジットカード等の取消手数料の相当額

返金は銀行振込で、振込手数料は自分の負担です。

「残りの月数分が戻る」とは限らない

計算式を見ると分かるとおり、月が進むほど未受講料相当額は小さくなり、そこから手数料や特典分が引かれます。対象額が25万円以上なら手数料は5万円、それより少なければ対象額の20%です。

講義料や教材費の内訳は公開されていないため、自分の場合にいくら戻るかは、確認したページからは計算できませんでした。

途中でやめる可能性が少しでもあるなら、「8日を過ぎたら、手数料と特典の分は戻らない」と考えておくほうが現実的です。そのうえで、申し込む講座の受講期間と、仕事や家庭の予定を並べてみてください。

返金の対象外になる講座

ここは、申し込む前にいちばん確かめておきたい部分です。申込規約では、次の講座は原則として返金の対象外とされています。

  • 受講期間が3か月未満の講座
  • 模擬試験
  • 答案練習会
  • 単科講座
  • そのほか、クレアールが別途指定する講座

クレアール側に原因がある場合は除かれます。

この対象外の決まりが、8日以内の解約にも当てはまるのかどうかは、条文の書き方からは読み切れませんでした。ただ、少なくとも「8日以内なら、どの講座でも必ず全額戻る」とは言えないということです。

短い講座や単科講座を「お試し」のつもりで申し込むと、合わなかったときにお金が戻らない可能性があります。

どのコースが単科講座にあたるのか、受講期間が何か月なのかは、コースページや申込画面で見ておくと確実です。分からなければ、総合受付(0570-01-1153)で「このコースは返金の対象ですか。8日以内に解約した場合はどうなりますか」と、申し込む前に聞いてみてください。

安心保証を付けるときの注意

一部の講座には「安心保証プラン」があります。よくある質問によると、目標年度の本試験で結果が出なかった場合に、翌年の受講期間まで学習を続けられるオプションです。

  • 目標年度に合格すると、安心保証の料金は全額返金される
  • 単独では申し込めない(講座とセット、または申込後に追加)
  • 講座によっては設定がない
  • 保証の料金は講座ページで案内されている

注意したいのは、申込規約で「延長期間中に解約を申請した場合は返金の対象外」とされていることです。

安心保証は「いつでも返金してもらえる保証」ではありません。翌年まで続けるつもりがあるときに意味のある仕組みなので、付けるかどうかは「2年目も同じ資格に取り組むか」で考えると決めやすいでしょう。

料金と割引の見方

「結局いくらなの?」という点も見ておきましょう。クレアールの受講料は講座ごとに表示されていて、全講座共通の料金表はありません。

例として、社会保険労務士の初学者向けページ(2026年11月4日に再確認)では、2027年目標の次のコースが表示されていました。

コース表示価格表示
一発ストレート合格パーフェクトコース(1年)103,680円11月割引価格
一発ストレート合格セーフティコース(2年)186,840円11月割引価格

ページには「現在46%OFFでご案内中!」「毎月少しずつ値段があがってしまいます」と表示されています。

10月23日に確認したときは「10月割引価格」で、パーフェクトコースが101,760円、セーフティコースが183,380円(47%OFF)でした。月が替わると、表示価格と割引率がこのように変わります。

確認したページでは、税込か税抜かの表記と、割引前の価格は見当たりませんでした。

講座ごとの割引は、キャンペーン一覧から講座別の案内(PDF)で出ています。よくある質問によると、期間限定の割引に加えて使える割引クーポンがあるコースもあります。

ただし、クーポンで割り引かれた分は、8日を過ぎて解約するときに差し引かれます。割引が大きいほど、途中でやめたときに戻る額は小さくなる、ということです。

割引は月ごとに変わり、講座によって割引率も違います。表示された割引額に押されて決めるより、「届いてから8日で続けられるか判断できそうか」を先に考えるほうが、後悔の少ない選び方です。

支払い方法と途中でやめたときの関係

支払い方法は、クレジットカード、コンビニ払い、払込票、ペイジー、銀行振込、学費ローン(ジャックス・頭金不要・3〜60回・受講料3万円以上)です。

カード払いやローンの場合、解約に伴う手数料は申込者の負担とされています。8日を過ぎた解約では、カード等の取消手数料の相当額も返金額から引かれます。

教育訓練給付を使いたい場合は、入学時に申請が必要です。受講の途中や修了後には申請できません。

カードの分割やローンを考えているなら、途中でやめたときに手数料がかかる前提で、支払い方法を選んでおくと安心です。給付を使うつもりなら、申し込むときに一緒に手続きを済ませておきましょう。

申し込む前に無料で確かめられること

届いてから8日で判断できるか心配なら、申し込む前に中身を見ておく方法もあります。

  • 資料請求:講座パンフレットや講義サンプルDVDが無料で届く。請求できるのは3つの講座まで。FP・情報処理の資料はデジタルブックで、それぞれの請求ページから申し込む
  • サンプル講義:公式サイトで講義の一部を見られる
  • CROSS STUDY 無料トライアル:学習システムを試せる案内がある

資料請求のフォームでは、電話番号は任意の入力です。資料請求のあとに電話連絡があるかどうかは、確認したページには書かれていませんでした。

講義の話し方やテキストの作りが自分に合うかは、申し込む前でも確かめられます。割引の期限が気になっても、まず資料やサンプル講義で中身を見てから決めて大丈夫です。

なお、情報処理の講座は、公式サイトのお知らせで、シラバス改定に伴い10月1日から当面の間、新規募集を停止すると案内されています。

申し込む前のチェックリスト

ここまでの内容を、申し込む前に確かめておきたい4つにまとめておきますね。

  • 受講期間が3か月以上か、単科講座にあたらないか(コースページ・申込画面)
  • 表示価格が税込か、割引の期限はいつか(コースページ/総合受付)
  • 解約するときの連絡方法と必要な書類(申込規約・よくある質問に記載が見当たらない。受講中の窓口は各講座事務局、申込前は総合受付 0570-01-1153)
  • 安心保証を付ける場合、延長期間の解約は返金されないこと

総合受付は、平日10〜19時、土日祝10〜17時です。4つとも、申し込む前に電話1本で聞ける内容です。

よくある質問

クーリングオフは使えますか?

特定商取引法に基づく表記では、受講契約は「特定商取引法第15条の2の適用対象外」とされています。代わりに、申込規約で、教材到着・講義の初回配信・視聴可能日のいちばん早い日から8日以内なら理由を問わず解約できると決められています。

単科講座も返金されますか?

申込規約では、単科講座は原則として返金の対象外です。受講期間が3か月未満の講座、模擬試験、答案練習会も同じです。8日以内の解約での扱いが気になる場合は、申し込む前に総合受付で聞いておくと確実です。

資料請求だけでもいいですか?

資料請求は無料で、パンフレットや講義サンプルDVDが届きます。

解約はどこに連絡すればいいですか?

よくある質問では、受講中の解約は申込規約に基づいて対応するとされ、各講座事務局が窓口と案内されています。分からない場合は総合受付(0570-01-1153)か問い合わせフォームから連絡できます。書面が必要かなど、申し出の形式は確認したページに書かれていませんでした。

ほかの資格講座の返金条件とどう違いますか?

返金や解約のルールは、講座を運営する会社ごとに違います。たとえばフォーサイトは、教材を受け取ってから8日以内の返品に「未開封」などの条件があります(フォーサイトの返金保証と返品・解約の条件)。比べるときは、それぞれの公式の条件で見比べてください。

まとめ:割引の期限より、「8日」と講座の種類を先に確かめる

クレアールでは、教材到着・講義の初回配信・視聴可能日のいちばん早い日から8日以内なら、理由を問わず解約でき、教材を返せば受講料は全額戻ります。8日を過ぎると、残りの期間をもとにした計算から、最大5万円の解約手数料やクーポン・特典の分が引かれます。

受講期間3か月未満の講座・模擬試験・答案練習会・単科講座は原則返金の対象外で、安心保証の延長期間中の解約も返金されません。

割引は毎月変わりますが、急いで決める必要はありません。申し込みたい講座が返金の対象になるか、届いてから8日で判断できそうか——この2つを確かめてから決めても、遅くはないはずです。資料請求やサンプル講義で中身を見てから考えるのも、ひとつの方法です。

確認に使った公式情報(2026年10月23日確認・社労士の講座ページは11月4日に再確認)